ヒューマンエラー防止のヒューマンファクターズ

 

第 14 章  ヒューマンファクターズよもやま話
                         【編集:行待武生】

1. 行動の計量ってどんなもの 【海保博之】

     1.  行動の計量ってどんなもの
     2.  心の計量と行動の計量
     3.  行動の計量の4つのタイプ
      a) 内省法(第1象限)
      b) 反応時間(第2象限)
      c) 生理身体計測(第3象限)
      d) プロトコル分析(第4象限)
2. 多変量解析の紹介 【竹内寿一郎】
     1.  多変量解析法
     2.  数量化V類
      2.1 数量化V類の例題
      2.2 数量化V類の定式化
      2.3 例題の解
     3.  対応分析(コレスポンデンス・アナリシス)
      3.1 対応分析の例題
      3.2 対応分析の定式化
      3.3 例題の解
3. オートマチック車の暴走 【永田雅美】
4. 事故時のチーム行動 【行待武生】
     1.  まえおき
     2.  チームの動的機能
     3.  チーム行動のPSF
     4.  動的機能を高めるための提言
      4.1 作業の分担と方向づけの機能を高めるための留意点
        4.1.1 報告はひとこと多めに心がけよう
        4.1.2 「しのぎ」の対応にはリーダーは見守っていればよい
        4.1.3 原因追及の局面ではリーダーが前へ出ること
        4.1.4 リーダーは一つのことに集中してはいけない
      4.2 リカバリィと連携の維持の機能を高めるための留意点
        4.2.1 リカバリィ、連携の維持が弱くなる状況を心得ておくこと
        4.2.2 リーダーはコミュニケーションの活性化を促すこと
        4.2.3 傍目八目(おかめはちもく)
     5.  自己評価用チェックリスト
     6.  応用または展望
5. プラント異常対応訓練にみるヒューマンエラーの特徴 【西谷紘一】
     1.  シミュレータを用いたプラント異常対応訓練
     2.  訓練事例の分析
      2.1 調査概要
      2.2 事例1:バーナ失火
      2.3 事例2:ドラムレベル計誤指示
      2.4 事例3:ボイラー水管漏れ
     3.  プラントオペレーターの行動の特徴
      3.1 異常対応時の思考エラーの特徴
      3.2 認知情報処理プロセスからみた知見
      3.3 オペレーター共通の特徴
     4.  この節のまとめ
6. プラント運転における思考状態の推定 【黒岡武俊】
     1.  認知過程と生理信号
     2.  脳波を用いたプラントオペレーターの思考状態の推定
      2.1 思考状態の基本モード
      2.2 脳波データと特徴量ベクトル
      2.3 思考状態推定モデル
      2.4 実験
      2.5 結果と考察
        <被験者の行動の概要>
        <モデル出力と観察記録との照合>
     3.  この節のまとめ
7. ヒューマン・マシン・インターフェイスに関する実験的事例
       【岡田有策】
     1.  表示系インターフェイス
     2.  操作系インターフェイス
8. 案内誘導に関するサインシステム 【福井宏和】
     1.  サインシステムとは
     2.  サインシステムの三原則
      2.1 サインシステムの整合性
      2.2 サインシステムの冗長性
      2.3 サインシステムの一貫性
9. 人間による多重チェックの落とし穴 【田中健次】
     1.  多重のチェックは本当に効果があるか?
     2.  患者取り違え事故
     3.  ラボでの実験
      3.1 実験の目的と方法
      3.2 実験の結果
        3.2.1 多重度別のエラー検出率
        3.2.2 順序別のエラー検出率
      3.3 実験のもつ意味と手抜き現象
     4.  多重化が作業者に及ぼす影響
      4.1 多重化による心理的影響
      4.2 チェックの方法
      4.3 多重化が生み出す新たな問題
10. 過誤率 【行待武生】
11. De-BDAとSLIM 【永田 学】
     1.  人的信頼性の評価技法
     2.  De-BDAの記法
     3.  De-BDAチャートの作成例
     4.  De-BDAの計算例
      4.1 連結記号0〜1
      4.2 連結記号1〜2
      4.3 連結記号2〜
      4.4 計算結果
     5.  SKLMの実施手順
12. インシデント報告システムの要件と活用方法 【石橋 明】
     1.  墓石安全から予防安全へ
     2.  過去の(他人の)失敗に学ぶことの重要性について
      2.1 [失敗に学ぶことの重要性]
      2.2 [技術者の特性]
      2.3 [失敗を冷静に分析]
      2.4 [理論的裏付け]
     3.  航空における初期の安全報告制度発足の経緯とその応用
      3.1 航空人の間における報告制度の芽(安全文化の芽)
      3.2 ユナイテッド航空のインシデントレポート・システム
      3.3 ハインリッヒが産業災害防止論で発表した「1:29:300」の法則へ注目
      3.4 TWA514便事故とNTSBの事故調査ならびに勧告
      3.5 FAAが自らインシデント報告制度を運用して失敗
      3.6 第三者研究機関であるNASA Ames研究所が運用を担当
      3.7 我が国でインシデント報告制度が成功しなかった理由
      3.8 現場における取り組み成功例
     4.  過去における他分野でのインシデント報告制度失敗例について
      4.1 医療分野の一例
      4.2 製造業分野
     5.  インシデント報告制度を運用するために必要な要素
      5.1 危険事象の把握
      5.2 危険事象の分析
      5.3 対策の立案
      5.4 対策の実践
      5.5 評価・改善
      5.6 フィードバック
     6.  本格的運用に向けて何を準備しなければならないか
      6.1 「報告制度」として、目に見える形を構築し、それを周知徹底する
      6.2 そのための準備とは
13. 法律とヒューマンファクターズの“はざま” 【行待暁生】
14. 事故と法律(刑法の観点から) 【池田良彦】
     1.  危険社会における刑法の役割
     2.  システム性事故と過失責任
        <刑事過失責任論の変遷>
     3.  過失の認定とヒューマンファクターズ
15. 事故と法律−ヒューマンファクターと民事責任 (主に「過失」
       概念を中心に) 【高梨俊一】
     1.  事故
     2.  ヒューマンファクターと過失
     3.  過失責任主義の原則
     4.  過失主義とその限界
     5.  過失主義の論理とその他の論理
     6.  民事法的な過失概念
     7.  まとめ 損害の分配手段としての過失
16. 判例と解説−“まとめ”にかえて  【岡本満喜子】
     1.  故意・過失・ヒューマンエラー
     2.  火災事故(ホテル・デパートなど大型商業施設におけるもの)
      2.1 総説
      2.2 管理者の責任が認められた判例
        2.2.1 Kホテル火災事故
        2.2.2 ホテルN火災事故
      2.3 責任の限界
     3.  鉄道事故
      3.1 総説
      3.2 三河島駅列車二重衝突事故
        3.2.1 事故の概要
        3.2.2 判決の内容
        3.2.3 判決への批判
      3.3 信楽での列車正面衝突事故
        3.3.1 事案の概要
        3.3.2 刑事事件
        3.3.3 民事事件
        3.3.4 視点
     4.  原子力発電所およびその関連施設
      4.1 総説
      4.2 原子力燃料製造会社での臨界事故
        4.2.1 事案の概要
        4.2.2 判決の結論
        4.2.3 判決の理由
      4.3 原子力発電所
        4.3.1 総説
        4.3.2 「もんじゅ」原子炉設置許可処分の無効判決
        4.3.3 判決の理由
     5.  交通事故
      5.1 総説
      5.2 刑事責任
        5.2.1 業務上過失致死傷罪
        5.2.2 危険運転致死傷罪
      5.3 民事責任
        5.3.1 不法行為責任
        5.3.2 運用供用者責任
      5.4 行政処分
      5.5 視点
      5.6 責任の限界
        5.6.1 刑事責任の限界
        5.6.2 民事責任の限界
     6.  労働災害
      6.1 総説
      6.2 労働災害とは
      6.3 過労死
      6.4 過労自殺
      6.5 刑事事件
     7.  総括