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発行:(株)産業技術サービスセンター
設備診断、予知保全、劣化対策、延命化と長寿命化 


設備管理技術事典
 刊行の主旨 

  設備管理技術という言葉の意味は、メンテナンス技術と重なる部分がかなりあるように思え
るが、従来のメンテナンスは経験的なルールに基づいて劣化した設備の機能を修復するという、
いわゆるノウハウの集積であるのに対して、設備管理技術は現象論的な知識に基づいて設備
劣化の管理手法を工学的に体系化することを目的としている点が基本的な違いであると言える。
設備を管理するということには、単に補修するという直接的な問題以外に、設備の健全性を確
保するという積極的な問題も含まれる。これは、従来の医療が疾病を治すという治療医学で
あったものが、現在では病気を予防するという保健医学に重点が置かれるようになったのと同
様である。
  しかし、設備管理には様々な固有技術が必要であり多くの工学分野が横断的に関わっている。
例えば、ポンプ一つとってもベアリングの故障は機械工学、モーターの故障は電気工学、軸の
割れは材料工学、流体による腐食は科学現象、などそれぞれの劣化現象は個別の問題として扱
われてきている。
  成長経済から安定経済に移行しつつある現在では、既存の設備の能力を有効に利用すること
が重要な技術的課題となっており、その要求に応える鍵を握っているのが設備を科学的に管理
する工学体系であると言うことができる。
  本書が現場の保全業務の参考になる情報を提供することが出来、更に今後の設備管理技術の
発展に寄与することが出来れば編者としても望外の幸せである。
                                              ―監修のことばより―
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