目次|粉粒体の固結現象と防結対策

総目次

第Ⅰ編 付着・固結の現象の解明
第1章 固結問題概観 <金澤孝文>

1.本章の主旨

2.固結および周辺の用語の意味内容
2.1 固結の定義と分類
2.2 固結周辺の現象と用語

3.望ましい固結と避けるべき固結

4.固結防結テーマの特色

5.固結発生のプロセス
5.1 付着と固結
5.2 時間的にみたプロセス全体
5.3 プロセスの各部分の説明

6.固結因子の分類と内容

7.防結処理の考え方

8.固結度を求めること

第2章 粉粒体の表面物性と固結現象 <近澤正敏>

1.粉体の定義

2.基本素材としての今後の粉体

3.表面物性と粉体物性
3.1 固体の表面状態
3.2 粉体物性に対する表面の影響
3.3 表面の物性および機能と表面層の厚み
3.4 粉体の微粒化と粉体物性

4.固結の表面化学
4.1 付着力
4.1.1 液体架橋力
4.1.2 van der Waals力
4.1.3 静電引力
4.2 粉体-水の相互作用
4.2.1 水分子の特徴
4.2.2 相互作用に与える固体表面の影響
4.2.3 水蒸気吸着およびミクロ固結
4.3 固結因子および固結形成のプロセス

5.防湿・防結の表面化学
5.1 表面改質の必要性とその基本方針
5.2 付着・凝集・固結防止の基礎

第3章 粉粒体の界面制御工学と固結現象 <小石眞純>

1.界面制御工学の基礎的事項と固結現象
1.1 界面制御工学の基礎的事項
1.2 臨界粒子径と固結現象

2.粉体/粉体系における界面制御工学
2.1 粉体/粉体系における界面制御工学(技術)
2.2 複合における凝集の意味
2.3 複合体の固結現象
2.4 粒子界面制御の基本的事項と防結

3.ミクロ構築・界面制御工学と固結現象

あとがき

第4章 粉粒体と固結と造粒 <関口 勲>

1.造粒とは

2.粉粒体の付着と流動化

3.造粒物(小成形物)の形成
3.1 塑性限界と造粒性
3.2 湿潤粉体の凝集造粒現象
3.3 圧縮過程と保形成
3.4 造粒物の強度的評価

4.造粒装置・操作の概要
4.1 造粒方法の分類
4.2 粉体濃厚相内の造粒システム
4.3 転動による造粒
4.4 流動層による造粒
4.5 圧密による造粒・成形

第5章 セメントなどの水和硬化現象 <大門正機 坂井悦郎>

1.水硬性材料の歴史

2.水硬性材料の合成
2.1 αセッコウとβセッコウの差違
2.2 四つの主要セメント化合物
2.3 セメントの化学組成と化合物組成

3.水硬性材料の水和反応
3.1 凝結と硬化(自由な成形性)
3.2 水和反応(水和硬化挙動)
3.3 水和機構(結晶説とコロイド説)

4.水和反応速度
4.1 水和反応の誘導期と加速期
4.2 アルミネート相の水和反応
4.3 シリケート相の水和反応

5.水和生成物と空隙の充填
5.1 水和反応で生成する水和相
5.2 水和反応による空隙の充填
5.3 硬化セメントの細孔径分布

第6章 粉粒体の固結問題解決の基本 <野口達彦>

はじめに

1.固結問題を考える枠組み
1.1 生産環境と生活環境
1.2 固結現象と防結の結びつき
1.3 固結を利用する周辺技術
1.4 課題の特徴

2.固結におけるミクロ的マクロ的物性

3.種々の団結・防結の実例
3.1 化学肥料
3.2 食 塩
3.3 食品,砂糖,粉末ミルク
3.4 無機工業薬品
3.5 洗剤・防虫剤
3.6 医薬品
3.7 結 石

4.固結性評価法(固結度測定法)
4.1 固結因子(結合力)の分類と原因を求める手順例
4.2 固結度測定法と固結強度の表現
4.2.1 固結強度の測定
4.2.2 固結強度の表現
4.3 固結につながる粉粒体の物性評価法

5.固結・防結関連技術と商品開発

まとめ
第Ⅱ編 固結対策と応用技術
第1章 食塩の固結と防止対策 <益子公男>

はじめに

1.塩の固結機構
1.1 圧力および水分
1.2 水分の吸放出による固結

2.固結の要因

3.固結防止法
3.1 添加剤による固結防止法
3.1.1 媒晶作用
3.1.2 接触防止作用
3.1.3 吸湿作用
3.1.4 調湿作用
3.2 包装袋による固結防止

4.貯蔵環境と固結
4.1 貯蔵の現状
4.2 倉庫の立地および調査時期
4.3 測定項目および測定方法
4.4 結果と考察
4.4.1 包装袋内の温湿度変化
4.4.2 包装袋内の湿度と固結

第2章 化学肥料・工業薬品の固結と対策 <野口達彦>

はじめに

1.化学肥料
1.1 化学肥料の分類・種別
1.1.1 過リン酸石灰・重過リン酸石灰(Ca(H2PO4)2・H2O)
1.1.2 硝酸アンモニウム(NH4NO4)
1.1.3 尿素(CO(NH2)2)
1.1.4 化成肥料(複合肥料)
1.1.5 肥料の固結につながる因子
1.1.5.2 肥料の固結性評価法
1.1.5.3 化学肥料のマクロ的物性と固結

2.工業薬品(結晶製品)
2.1 亜硫酸ソーダ
2.2 亜ジチオン酸ソーダ(ハイドロサルファイト)
2.3 パラジクロロベンゼン(防虫剤)

おわりに

第3章 洗剤の固結と防止対策 <中村昌允>

1.洗剤発達史と固結現象
1.1 含リン洗剤の固結
1.2 無リン洗剤の固結
1.3 小型化洗剤の固結

2.固結現象の評価方法
2.1 製造工程での固結評価方法
2.2 使用段階での固結評価方法

3.洗剤の固結機構
3.1 保管中における洗剤中の水分移動
3.2 粒子間架橋の形成

4.固結防止対策
4.1 微粉末コーティングによる表面改質
4.2 微粉末コーティング方法

5.今後の展望

第4章 化粧品の固結現象とその対応 <小石眞純>

1.化粧品製剤と固結現象

2.化粧品の安定性
2.1 メーキャップ化粧品
2.2 ファンデーションの特性と固結現象

3.化粧品における固結現象への対応
3.1 集合構造からみた微粒子
3.2 微粒子のモルホロジー

第5章 粉末ミルク、粉末チーズの固結と防止対策 <福島正義>

1.粉末ミルク
1.1 全粉乳
1.1.1 全粉乳の性質
1.1.2 全粉乳の固結挙動
1.1.3 全粉乳の固結対策
1.2 脱脂粉乳
1.2.1 脱脂粉乳の性質
1.2.2 脱脂粉乳の固結挙動
1.2.3 脱脂粉乳の固結対策
1.3 ホエー粉
1.3.1 ホエー粉の性質
1.3.2 ホエー粉の固結挙動
1.3.3 ホエー粉の固結対策

2 粉末チーズ
2.1 パルメザンチーズ粉
2.1.1 パルメザンチーズ粉の性質
2.2.2 パルメザンチーズ粉の固結挙動
2.2.3 パルメザンチーズ粉の固結対策
2.2 プロセスチーズ粉
2.2.1 プロセスチーズ粉の性質
2.2.2 プロセスチーズ粉の固結挙動
2.2.3 プロセスチーズ粉の固結対策

おわりに

第6章 農薬の固結トラブルと防止対策 <米村伸二>

1.農薬と農薬製剤
1.1 農薬製剤
1.2 農薬の剤型と分類
1.3 農薬固形剤の組成
1.3.1 粉 剤
1.3.2 水和剤
1.3.3 粒 剤
1.3.4 固形剤の製造法

2.農薬製剤の固結トラブル

3.固結防止対策
3.1 生産環境
3.2 原料組成と固結防止剤
3.2.1 原料の選択と製品管理
3.2.2 原体処理
3.2.3 粒剤の表面処理
3.2.4 固結防止剤
3.4 包 装

4.評価方法
4.1 粉剤の水分(全農法)
4.2 粉末の流動性(CIPAC法MT44)
4.3 粉剤の撥水性(全農法)
4.4 粉剤の固結性(全農法)
4.5 粉粒剤の安息角(全農法)

第7章 電子写真現像剤とトナー <小口寿彦>

はじめに

1.現像剤の分類

2.トナーの物性と制御
2.1 粉体特性
2.1.1 粒度分布
2.1.2 流動性
2.2 電気的特性
2.2.1 帯電性
2.2.2 導電性
2.3 熱的特性
2.4 界面化学特性
2.4.1 分散性
2.4.2 表面物性
2.5 磁気特性

3.トナーの製造プロセスとトナー構造
3.1 粉砕トナー
3.2 重合トナー
3.3 液現トナー

まとめ

第8章 医薬品の固結と防結対策 <山田敬二>

1.医薬品と固結現象
1.1 医薬品とは
1.2 臨界相対湿度
1.3 固結因子
1.4 医薬品の製造工程

2.医薬品の防結対策
2.1 防結とは
2.2 粉体の造粒化
2.3 粉体の表面改質
2.4 物性改善剤の添加
2.4.1 滑沢剤(lubricant)
2.4.2 流動促進剤(glidant)
2.4.3 固結防止剤(antiadherent)
2. 5 包装用素材

おわりに