目次|ぬれ技術ハンドブック

総目次

第1編 ぬれの基礎と評価法
第1章 ぬれ現象の基礎 【石井淑夫】
1. 接触角測定への期待
2. 接触角と表面張力の役割
3. 相性で決まる接触角
4. ぬれが問題になる現場
5. ぬれ、表面張力、接触角
6. 表面張力はぬれの基本
7. 液体の表面張力測定法
8. 静的表面張力と動的表面張力
9. 疎水面の水の状態 【上平恒】
9.1 疎水性水和の特性 9.2 疎水面の水の状態

第2章 ぬれの評価と測定技術 【石井淑夫】
1. ぬれの評価と測定技術
1.1 接触角は表面張力のバランスで決まる
1.2 接着仕事を求めるデュプレの式 1.3 浸漬仕事、湿潤ぬれ
1.4 拡張ぬれ仕事 1.5 ぬれの3タイプ
2. 接触角の測定
2.1 接触角の測定とその原理
2.2 静的な接触角の求め方
2.3 転落角
2.4 動的接触角の測定
第3章 接触角と及ぼす要因
1. 表面粗さ 【恩田智彦】
1.1 表面粗さとぬれの関係 1.2 ぬれの変化のメカニズム
1.3 表面粗さの構造 1.4 表面粗さの効果
2.  臨界表面張力 【石井淑夫】
3. 固体表面エネルギー
3.1 固体表面張力の分子間作用による展開
3.2 固体表面張力の解析 3.3 拡張フォーケスの式
3.5 その他の解析法
第4章 含浸 【榑松一彦】
1. 含浸
1.1 毛細管浸透
1.1.1 Poisuelleの式 1.1.2 Washburnの式
1.1.3 繊維層の毛細管上昇 1.1.4 Darcy則
1.1.5 Kozeny-Carmanの式 1.1.6 毛細管圧力差
1.1.7 Carman定数
1.2 気泡の生成と溶解
1.2.1 気泡の生成量 1.2.2 気泡の生成過程
1.2.3 気泡生成による未含浸部の気圧 1.2.4 気泡の消滅
2. 拡散吸着を伴う含浸
2.1 拡散吸着理論
2.1.1 拡散吸着速度式の導き方 2.1.2 拡散距離
2.1.3 拡散吸着確率 2.1.4 衝突結合エネルギー確率
2.2 拡散吸着を伴う含浸
2.2.1 反応確率エネルギー 2.2.2 電子親和力
2.2.3 界面張力の新定義 2.2.4 Youngの式の導出
2.2.5 毛細管径の標準偏差 2.2.6 拡散吸着を伴う含浸速度式
3. 界面張力と電子親和力
3.1 界面張力からの電子親和力
3.1.1 液体の界面張力と電子親和力 3.1.2 接触角と表面張力と電子親和力
3.2 含浸からの界面張力と電子親和力
3.2.1 液体の不織布への求心含浸における界面張力と電子親和力
3.2.2 減圧下での不織布への求心含浸における表面張力と電子親和力
3.2.3 γ-アミノプロピルトリエトキシシラン表面処理ポリエステル不織布の求心含浸
3.3 粘度からの吸着確率と電子親和力
3.3.1 表面処理粒子からなる分散液の粘度の解析
第5章 ぬれの調節技術 【角田光雄】
1. 液の改質による親液化
1.1 液体の表面張力を固体の臨界表面張力以下にする
1.2 液体に界面活性剤などを添加することによる親液化と疎液化
1.2.1 白金、マイカ、シリカの界面活性剤水溶液によるぬれの例
1.2.2 ぬれの界面活性剤の吸着量との関係
1.2.3 ぬれと吸着膜の構造および濃度との関係
1.2.4 テフロンFEPの有機溶液によるぬれ
1.2.5 種なポリマーの液体および溶液によるぬれ
1.2.6 シリコンのコリンおよびアンモニア水溶液のぬれ
1.2.7 種々なアミンの水溶液による金属のぬれと水溶液のPHとの関係
1.2.8 セラミックスの溶融金属によるぬれ、溶融金属への添加剤の効果
2. 表面の改質による親液化と疎液化
2.1 高分子材料
2.1.1 基本的な考え方
(1)分散力相互作用を大きくする
(2)極性相互作用を大きくする
(3)表面粗さの調節
2.1.2 改質技術とぬれに対する効果
(1)化学的処理(薬品処理)とポリエチレン、テフロンFEPのぬれ
(2)グラフト化による親水化
① 処理の方式 ② グラフト化反応のエネルギーの種類
③ エネルギー付与の方式
1)液相光同時グラフト化処理 2)気相光照射グラフト化処理
(3)紫外線照射処理による親水化
1)ポリオレフィン 2)フッ素系
3)ポリエチレンテレフタレート(PET)
(4) プラズマ処理による親水化
1)プラズマによる表面処理の概念
① 高分子非生成プラズマ処理(プラズマ処理)
② 高分子生成プラズマ処理(プラズマ重合)
③ プラズマジェット処理
2)グロー放電処理
(5) プラズマジェット処理による親水化
(6) プラズマ処理による疎水化
(7) 表面の塩素化によるゴムの親水化
(8) 高分子に添加剤を加えることによる親水化
(9) 添加剤による疎液化
2.1.3 その他の方法
(1) 表面エネルギーを大きくすることによる親水化
(2) 延伸処理による親液化
(3) 高分子の組成とぬれ
2.2 セラミックスと金属材料
2.2.1 セラミックスのぬれの基本
(1) 表面の静電気的な力とぬれ
① polarなvan der Waals力 ② non polarなvan der Waals力
③ 誘起効果による力
(2) 化学組成とぬれ
2.2.2 表面処理

2.2.3 金属のぬれ

第2編 水、有機溶媒、溶融固体による各種材料のぬれ
-評価法、測定条件、データとその意味およびぬれの調節-
第1章 無機材料(単体と化合物) 【角田光雄】
1. 炭素 C
1.1 固体炭素の基本構造
1.1.1 ダイヤモンド 1.1.2 黒鉛
1.1.3 カーボンブラック、活性炭
1.2 固体炭素の表面化学構造
1.3 ぬれの性質の表わし方
1.4 ぬれのデータ
1.4.1 黒鉛 1.4.2 石炭
1.4.3 PyrocarbonのK2ZrF6による処理とアルミニウムによるぬれ
1.4.4 Glassy Carbon(GC)
2. シリコン Si
2.1 シリコンの表面
2.2 ぬれのデータ
2.2.1 HF処理Si表面
2.2.2 B、Sb、PをドープしたSiとこれらをHF処理した表面のぬれ
2.2.3 オゾン水で処理したSiのぬれ
2.2.4 アモルファスシリコンa-Siの水によるぬれ
3. 硫黄 S
3.1 水に対するぬれ 3.2 臨界表面張力 γc
3.3 水中での炭化水素ヘプタンの接触角

第2章 溶融金属による固体金属(半導体も含む)のぬれ性 【野城清】
はじめに
1. 溶融金属/固体金属系のぬれ性の評価方法
2. 溶融金属による固体金属のぬれ性に影響する因子
3. 溶融金属による固体金属のぬれ性の報告例
3.1 溶融金属/Fe系 3.2 溶融金属/Cu系
3.3 溶融金属/耐熱金属(W、Re、Mo)系 3.4 溶融金属/半導体(Ge、Si)系
3.5 その他の系 3.6 溶融金属-固体金属間の接触角の計算

第3章 セラミックス材料のぬれ性 【野城清】
はじめに
1. 溶融金属によるセラミックスのぬれ性の報告例
1.1 反応のない系のぬれ性 1.2 反応のある系のぬれ性
2. 溶融金属によるセラミックスのぬれ性
2.1 溶融金属によるAl2O3のぬれ性
2.2 溶融金属による二酸化ケイ素(SiO2)のぬれ性
2.3 溶融金属によるジルコニア(ZrO2)のぬれ性
2.4 溶融金属による炭化ケイ素(SiC)のぬれ性
2.5 溶融金属による窒化ケイ素(Si3N4)のぬれ性
2.6 溶融金属による黒鉛、炭素、ダイヤモンドのぬれ性
2.7 溶融金属によるサイアロン(SIALON)のぬれ性
3. 溶融金属によるセラミックスのぬれ性の系統的取り扱いへのアプローチ
第4章 プラスチック材料 【石井淑夫】
1. 接触角
2. 臨界表面張力
3. 表面自由エネルギーの解析
3.1 Fowkesの式からの拡張
3.2 表面自由エネルギーのいろいろな解析法
3.3 酸-塩基相互作用による界面エネルギーの評価
3.4 高分子の表面エネルギーに関するそのほかのデータ
4. ジアルキルフタレートとステアリン酸
4.1 可塑剤、ジアルキルフタレートの表面張力
4.2 ステアリン酸の接触角
5. ポリアセチレン
5.1 ポリアセチレン 5.2 プラズマ重合アセチレン
6. ポリエチレン、ポリプロピレン、パラフィン
6.1 ポリエチレン上の水滴の接触角
6.2 水中における表面ポリエチレンに対するニトロベンゼンの接触角
6.3 極性液体で決められたプラスチックの臨界表面張力
6.4 エタノール水溶液を用いて決定した非分散力成分
6.5 固体表面のぬれに対する気水界面上の不溶性単分子膜の膜圧の効果
6.6 結合エネルギーに対する極性成分の測定
6.7 ある固体表面から他の表面への液体の移動
6.8 液体との相互作用に対するポリマーの表面の荷電の効果
6.9 クロム酸処理した低密度ポリエチレンから作られた膜の接触角
7. ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール
7.1 ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコールおよびそのメチルエーテルの
同族体の表面張力-分子量依存性とメチル基効果
8. ポリエチレンテレフタレート
8.1 ポリエチレンテレフタレートに対する紫外線照射効果
9. ポリスチレン
9.1 ポリスチレンの炭化水素中における水の接触角
9.2 プラズマ処理により親水化されたポリスチレン表面の経時安定性
9.3 ポリマーの接触角に対する重合度等の依存性
10. ナイロン
10.1 ナイロン等の表面自由エネルギーの分散力成分と非分散力成分などの分析
10.2 固体/溶融液体界面の表面張力および接触角の決定
11. ポリメチルメタクリレートなど
11.1 溶媒を用いて作ったポリメチルメタクリレート膜の表面特性
12. ポリウレタン
12.1 ポリウレタンの表面の性質と血液適合性との関係
13. ゴム類
13.1 柔軟な材料上の接触角ヒステリシス
13.2 シンジオタクティック1,2-ポリブタジエン(PBD)の前進接触角
13.3 ブタジエン/酸素混合膜のプラズマ重合
13.4 シス-トランスブタジエンの表面酸化
13.5 シリル化したガラス表面上のポリイソブチレンの接触角
13.6 ポリイソブチレンの接触角
13.7 ポリブタジエンの空中におよび窒素雰囲気中での接触角の経時変化
14. ポリビニルアルコール、ポリ塩化ビニル、ポリ塩酸ビニルなど
14.1 ポリビニルアルコールの臨界表面張力
14.2 親水性高分子の表面特性
15. 含フッ素高分子
15.1 含フッ素高分子の接触角
15.2 ポリテトラフルオロエチレンの表面張力、接触角、Girifalco-Goodの
相互作用パラメーターΦ
15.3 ポリテトラフルオロエチレン等の接触角など   15.4 ポリマーの表面張力の分析
15.5 温度依存性
15.6 ポリエチレン上のフッ化炭素のプラズマ重合
16. ポリジメチルシロキサンほか
16.1 ポリジメチルシロキサンの接触角
17. 生体高分子
17.1 接触角測定によって求められる生体高分子の表面化学的性質
18. 共重合体
18.1 エチレン-アクリル酸共重合体
18.2 エチレン-ビニル酸共重合体
18.3 ポリスチレンを一成分とするジブロック共重合体
18.4 スチレン-メチルメタクリレート共重合体
18.5 スチレン-2-ヒドロキシエチルメタクリレート共重合体
18.6 4-ビニルピリジンをグラフトしたスチレン-ブタジエン-スチレン三ブロック共重合体
(SBS-g-VP)
18.7 テトラフルオロエチレン-クロロトリフルオロエチレン共重合体
18.8 ポリシロキサンをグラフトしたフッ素ポリマー
18.9 パーフルオロエーテルで修飾したシリコーン
18.10 ポリジメチルシロキサン-b-エチレンオキサイド多重ブロック共重合体
第5章 界面活性剤(湿潤剤) 【金子行裕】
1. 界面活性剤によるぬれ
1.1 表面張力の低下とぬれ
1.2 ぬれ評価法
1) 活性剤の効率 2) 活性剤の有効度
2. 動的表面張力によるぬれの評価
2.1 動的表面張力の測定法 2.2 活性剤水溶液の動的表面張力
2.3 動的表面張力とぬれ
3. 界面活性剤水溶液のぬれ性能
3.1 活性剤の分子構造および溶存状態とぬれ
1) 疎水基の影響 2) 親水基の影響
3) ポリエチレングリコール付加型非イオン活性剤 のエチレングリコール付加モル数の影響
4) 温度の影響 5) 塩濃度の影響
6) コサーファクタントの影響 7) pHの影響
3.2 代表的活性剤のぬれ性能
第6章 撥水撥油剤 【久保元伸・森田正道】
はじめに
1. 撥水撥油剤の材料
1.1 パーフルオロアルキル(Rf)基の製造方法
1.2 撥水撥油剤に用いられるフッ素材料の種類
1.2.1 Rf基含有アクリレート共重合体 1.2.2 Rf基含有リン酸エステル
1.2.3 Rf基含有ウレタン
1.3 製品の形態
1.4 処理方法
1.4.1 ディッピング 1.4.2 スプレー、泡加工
2. 理想系におけるぬれに関するデータと性能発現機構
2.1 接触角θ、臨界表面張力γc、表面自由エネルギーγS
2.2 各種撥水撥油剤のθ、γc、γS
2.3 Rf(メタ)アクリレートホモポリマーのγc、γS
3. 各種の実用的性能評価法とぬれに関するデータ
3.1 各種実用評価法
3.1.1 撥水性試験 3.1.2 撥油性試験
3.2 ぬれに関するデータ
3.2.1 モデル系

1) FAホモポリマーホの表面特性

2) FA/n-アルキルアクリレート共重合体の表面特性
3.2.2 商品としての撥水撥油剤
1)フッ素系撥水撥油剤の概要
2)フッ素系撥水撥油剤「ユニダイン」の性状と特徴
3)フッ素系撥水撥油剤「ユニダイン」の処方と性能
a) 新合繊用撥水撥油剤 b) 綿用超耐久型撥水撥油剤
c) SR剤 d) 防水スプレー「ノヴァテック」
e) 環境対応型撥水撥油剤

第3編 ぬれと応用技術
第1章 印刷 【高尾道生】
はじめに
1. オフセットインキとぬれ
1.1 オフセットの版の構造
1.2 オフセット印刷機の印刷部とインキの転移
1.3 版におけるぬれの現象
1.4 ブランケットにおけるインキと水の挙動
1.5 版への水の供給とぬれ
1.5.1 版への水の供給 1.5.2 版の上での湿し水のぬれ
1.6 オフセット印刷におけるぬれに起因するトラブル
1.6.1 つぼロール・ストリッピング 1.6.2 ローラー・ストリッピング
1.6.3 クリスタリゼーション
2. 水なし平板印刷
3. グラビア・フレキソインキとぬれ
3.1 グラビア・フレキソ印刷機とインキの転移
3.2 グラビア・フレキソインキにおけるぬれの現象
おわりに
第2章 色材・塗装 【小石眞純】
1. 色材における界面科学
1.1 界面の科学
1.2 固体のぬれ物性評価
1.2.1 接触角によるぬれ評価
1.2.2 高分子微粒子による塗膜物性の改変
1.3 顔料の表面改質とぬれ
2. 塗装における界面現象
2.1 塗装の科学
2.2 塗装の界面現象
第3章 接着・粘着 【柳原榮一】
1. 被着材の表面と接着性
1.1 プラスチック 1.2 金属
1.3 エラストマー 1.4 セラミックス
1.5 木材
2. 接着剤のいろいろ
2.1 汎用接着剤
2.2 構造用接着剤
2.3 機能性接着剤
2.3.1 導電性接着剤 2.3.2 耐熱性接着剤
2.3.3 光学部品用接着剤 2.3.4 短時間硬化接着剤
3. 表面処理による接着性の改善
3.1 表面処理の必要性 3.2 プラスチックの処理
3.3 金属の処理 3.4 エラストマーの処理
4. 接着接合の耐久性
4.1 耐熱性 4.2 耐湿・耐水性
4.3 クリープ・疲労特性

第4章 接合 【武藤睦治】
はじめに
1. ろう接法の基礎
1.1 ろう接のプロセス
1.2 ろう接の接合機構
1.2.1 固溶体形接合 1.2.2 共晶形接合
1.2.3 金属間化合物形接合
2. ろう材
2.1 ろう材の基本特性
2.1.1 ぬれ性 2.1.2 溶融温度
2.2 軟ろう(はんだ)
2.3 硬ろう
2.3.1 アルミニウム合金ろう 2.3.2 リン銅ろう
2.3.3 銀ろう 2.3.4 ニッケルろう
3. フラックス
3.1 軟ろう用フラックス
3.2 アルミニウム用フラックス
3.3 硬ろう用フラックス
4. ろう接作業
第5章 トライボロジー 【森誠之】
1. トライボロジーとは
2. 潤滑機構
3. トライボロジーと界面化学
4. マイクロトライボロジー
第6章 メカノケミストリー 【小石眞純】
1. 粉砕による粉体表面の改質
1.1 単純粉砕による改質
1.1.1 ポリマーの単純粉砕による改質 1.1.2 無機物の単純粉砕による改質
1.2 複合粉砕による改質
1.3 改質表面のぬれ物性
2. 混合による粉体表面の改質
2.1 単純混合による改質 2.2 複合混合による改質
2.3 改質表面のぬれ物性
第7章 めっき 【神戸徳蔵】
はじめに
1. 加熱試験方法
2. 熱衝撃試験方法
3. 曲げ試験方法
4. 電気めっき法
5. 硫酸銅法
6. フェロキシル試験
7. 蛍光顕微鏡法
8. 洗浄剤の特性
第8章 エレクトロニクス 【柳沢寛・三浦和久】
1. ウエハプロセスの概要
2. ウエハプロセスでのぬれ
2.1 洗浄工程 2.2 リソグラフィ工程
3. パッケージプロセス概要
4. パッケージプロセスにおけるぬれ
第9章 インクジェットプリンタと「ぬれ」  【下村明彦】
はじめに
1. 液滴形成と「ぬれ」
2. インク供給系材料と「ぬれ」
3. 記録媒体の材料と「ぬれ」
4. ノズルフェイスの「ぬれ」
4.1 インクジェットヘッド構造
4.2 ノズルフェイスの撥水処理
1) 「インクぬれ不吐出」の防止 2) インク滴着弾精度の向上
3) インクのノズルからの滲み出し防止 4) インクのノズルフェイス固着防止
5) ゴミのノズルフェイス付着防止
4.3 撥水処理の実際
4.3.1 撥水処理(膜)の要求項目 4.3.2 撥水性の評価方法
4.3.3 撥水処理方法 4.3.4 撥水処理材料
5. おわりに
第10章 自動車用フッ素樹脂塗装と撥水ウィンドガラス

【渡邉健太郎】
はじめに
A. 自動車用フッ素樹脂塗装
1. 開発経緯
1.1 開発着手まで
1.2 塗料用樹脂の選定
2. 塗膜構成
3. 塗膜性能
3.1 塗膜性能試験方法
3.2 結果
4. まとめ
B. 撥水ウィンドガラス
1. 開発経緯
2. 撥水処理膜の構造
3. ゾル-ゲル法による撥水処理
4. 撥水膜の性能
4.1 試験方法
4.1.1 促進耐光性試験 4.1.2 高温試験
4.1.3 摩耗試験 4.1.4 傷つき試験
4.2 結果
5. まとめ
おわりに
第11章 光励起反応によるぬれの制御 【渡部俊也・橋本和仁】
はじめに
1. 酸化チタンの光触媒反応の原理
2. 酸化チタンの光照射によるぬれ性変化
3. 酸化チタンの高度な光励起親水化の機構
3.1 反応スキーム
3.2 疎水化過程
3.3 ドメインストラクチュア
4. 酸化チタンの光励起両親媒
5. TiO2-xの光励起親水化
6. TiO2-SiO2系材料の光励起親水化
7. 金属ドープされた酸化チタンの光励起親水化
8. 超撥水表面と酸化チタンを複合した表面のぬれ制御
9. ZnOの光励起親水化
おわりに
第12章 粉末冶金 【加藤欽之】
はじめに
1. 金属射出成形技術(Metal Injection Molding Process=MIM)について
1.1 技術の概要 1.2 MIM法の特徴
2. 金属微粉末
3. バインダーの具備する特性
3.1 金属粉末におけるバインダーの働き 3.2 MIM用バインダーの代表的樹脂類
4. 代表的MIM部品に関して
まとめ
第13章 食品 【三浦靖】
1. 食品製造における「ぬれ」
2. 洗浄
2.1 概要 2.2 事例
3. 付着防止と離型
3.1 概要 3.2 事例
4. 乳化・解乳化
4.1 概要
4.2 事例
4.2.1 乳製品 4.2.2 飲料
4.2.3 調味料 4.2.4 ベークド製品
4.2.5 加工油脂 4.2.6 菓子
4.2.7 水産加工品 4.2.8 畜産加工品
4.2.9 その他
5. 起泡・消泡
5.1 概要 5.2 事例
6. 粉粒体の表面処理
6.1 概要 6.2 事例
7. 食品容器包装の表面処理
7.1 概要 7.2 事例

第14章 化粧品 【佐藤孝俊】
1. 化粧と人間
2. 化粧品の評価
3. 化粧品の安定性
3.1 沈降 3.2 分子間力
3.3 ぬれの尺度
4. 化粧品の有用性
4.1 レオロジー 4.2 経皮吸収
4.3 皮膚と光
5. 化粧品の安全性
6. まとめ
第15章 医薬品 【小石眞純】
1. 医薬品原料の製剤技術
1.1 製剤の評価法
1) 形態 2) 製剤方法
3) 分散状態 4) 適用部位
5) 適用方法 6) 配合成分
1.2 製剤における粉砕・混合
1.2.1 混合粉砕による難水溶性薬物の微細化
1.2.2 乾式混合による難水溶性薬物の複合化
1.3 造粒・顆粒とぬれ物性
2. 製剤技術による原料物性の改質
2.1 カプセル技術と物性の改質
2.1.1 マイクロカプセル化技法の分類
1) 化学的技法 2) 物理化学的技法
3) 機械的・物理的技法
2.1.2 農薬、医薬品の浮遊性製剤
2.2 表面改質技術と物性の改質
1) コーティング技法
2) トポケミカル技法(場所化学的技法)
3) メカノケミカル技法(機械化学的技法)
4) カプセル化技法(マイクロカプセル化技法)
5)  in situ技法(その場的技法)
6) 沈殿反応技法(粒子表面へのデポジション法)
7) 複合加工利用技法
8) 高エネルギー利用技法
2.2.1 コーティング技法と関連のマイクロカプセル化技法
2.3 改質表面のぬれ物性
第16章 医用材料 【筏義人】
はじめに
1. 医用材料の必要条件
2. 生体適合性
3. 材料と生体との相互作用
4. 水中接着の理論
5. 非付着性表面
6. 潤滑性表面
7. 生体組織接着性表面
おわりに
第17章 防曇性 【角田光雄】
はじめに
1. プラスチックの防曇加工
1.1 防曇性付与の基本的な方法
1.2 親水性表面構造の形成
1) 外部からの形成方式
① 化学処理の応用 ② 物理的処理
2) 内部からの形成方式
3) 表面親水性構造形成技術
4) 防曇性の付与
① 防曇性 ② 表面硬度
③ 耐摩耗性 ④ 耐熱・耐冷熱サイクル試験
⑤ 耐水・耐薬品性 ⑥ 密着性
1.3 具体的な方法
1.3.1 ポリオレフィン 1.3.2 アクリル系樹脂
1.3.3 ポリカーボネート 1.3.4 塩化ビニル
1.3.5 塗布方式による防曇化
2. 添加剤による改質表面層の形成
2.1 プラスチックへの添加効果
2.2 表面層の形成
2.2.1 融合性 2.2.2 表面拡散
2.2.3 添加剤の表面構造と経時変化
3. ガラスの防曇加工
1) 粗面化
2) 酸化チタン薄膜の形成
3) ガラスの組成
4) 界面活性剤の塗布
5) その他
第18章 ワックス 【福山紅陽】
はじめに
1. 転落角
2. 評価方法
2.1 試料 2.2 転落角αの測定
2.3 着滴半径r、液量V、接触角θの測定
3. 評価結果
おわりに
第19章 着雪・着氷 【舩越宣博】
はじめに
1. 超撥水材料の特徴
2. 超撥水材料開発の方向
3. 雪や氷の害について
4. 着雪・着氷について
5. アンテナへの着雪・着氷について
6. その他、屋外での応用について
6.1 鉄塔へのHIRECの応用 6.2 その他への応用
7. 各種の応用の経験から得られた知見
まとめ
第20章 繊維・不織布・紙 【多賀谷久子】
はじめに
1. 多孔性物質の浸透動力学
1.1 一方向の浸透 1.2 放射状浸透
2. 実験的検証
2.1 放射状浸透の測定 2.2 微小滴の浸透測定
2.3 浸透ぬれの過度現象測定
第21章 植物葉面のぬれ現象 【渡部忠一】
はじめに
1. 植物葉面の構造と水滴の付着状態
1.1 植物葉面のぬれ特性:「WCPs」
1.2 植物葉面の微細構造
2. 葉面エピクチクラワックスの化学的成分と葉面微細構造
3. 水滴付着の力学的モデルと付着要因の解析
3.1 傾斜面上の水滴付着モデル
3.2 高分子シート面における水滴付着の発生要因
3.3 植物葉面類似人工表面における水滴付着の発生要因
3.4 作物葉面における水滴付着の発生要因
4. 植物葉面上の付着水滴の拡展と界面活性剤の作用
4.1 植物葉面上の水滴の表面張力と拡展
4.2 界面活性剤の固液界面への吸着と水滴の拡展
5. 植物葉面上の水滴の付着と拡展のメカニズム
5.1 傾斜した粗面上の付着力の発生
5.2 植物葉面上の水滴付着状態(「ぬれ状態」)の記述
5.3 傾斜した粗面上の水滴の拡展と界面活性剤の挙動
おわりに
第22章 セメント 【田中勲】
1. セメントとは
1.1 セメントの種類 1.2 セメントの用途
2. セメントのぬれの必要性
3. セメントの分散(=ぬれ)をよくするための具体例
3.1 練り混ぜ水の改良
3.1.1 分散剤 3.1.2 水の表面張力低減剤
3.2 セメントの改良
3.2.1 粒子の形状 3.2.2 粒度分布(微粉の制御)
3.2.3 化学成分の調節 3.2.4 表面改質
4. 骨材の改良
5. ぬれを悪くする具体例
5.1 凝結遅延剤 5.2 耐久性向上
おわりに
第23章 ぬれの測定とその応用 【佐々木信博】
はじめに
1. 接触角と表面張力の測定方法
1) 振動ジェット法
2) 毛細管上昇法
3) 静滴法(セシルドロップ法)
4) ウイルヘルミイ吊り板法(後述)
5) スピニングドロップ法
2. 静滴法の原理と特徴
3. ウイルヘルミイ吊り板法の原理と特徴
3.1 基本原理
3.2 液体の表面張力の測定
3.3 静止接触角の測定
3.4 前進・後退接触角の測定
3.5 特徴
1) 高精度 2) 高測定効率
3) 時間情報 4) 多機能
4. ウイルヘルミイ法の応用と関連測定法
4.1 浸透速度法による粉体のぬれ力の測定
4.2 疎水性粉体のぬれ性測定
4.3 織物のぬれ性測定
4.4 はんだの金属表面へのぬれの測定
4.4.1 ウエッティングバランス法の測定原理と評価の現状
4.4.2 プロファイル昇温方式 4.4.3 急速昇温方式
4.4.4 接触角直接測定法